示談交渉

示談書に署名押印する前に注意しておかなければならないこと

交通事故に遭った時、示談交渉をするケースは多々あります。では、その示談交渉が成立した場合、次にするべきことと言えば、送付される示談書に著名押印をすることです。しかし示談書に著名押印する場合は、気をつけておきたいポイントがいくつかあります。今回は、その示談書の著名押印に関する注意点などについてお話していきます。

示談書にサインをすることの意味

示談書にサイン、つまり著名押印をしてしまうとどうなるのでしょうか。それは、その内容で交通事故の損害賠償金の全額を確定しますという意味になります。つまりあとになって『もうちょっと足りないかも』とか『追加で慰謝料を支払ってもらいたい』といった希望が通らなくなります。

一度でも著名押印をしてしまうと、あとになってから撤回するということも非常に難しくなってしまいます。示談書にサインする場合は、本当にその内容で確定して本当に大丈夫なのかどうかをしっかりと考えることが大切です。著名押印をする前に一度しっかりと示談書に目を通すようにしましょう。

納得できない部分がある場合は

もし示談書を確認してみて納得できない部分を発見した場合は、どのようにすれば良いのでしょうか? それは、著名押印前に問題を解決しておく必要があります。もちろん自分ひとりで考えていてもわからないこともたくさん出てくるはずです。そういった時に頼れるのが、交通事故に強い弁護士ですよね。弁護士に相談すれば、気軽にアドバイスをしてくれますし、その他にもさまざまなことをサポートしてくれます。

そもそも示談書とは

そもそも示談書というのは、一体どういった資料のことを指すのでしょうか。示談書は、交通事故だけに限った特有の書類ではありません。民事上のさまざまなトラブルを解決する際に作成しなければならない文書になります。

後になってから、双方が『言った・言わない』の押し問答にならないようにするための文書です。つまりエビデンスの役割を果たしているというわけですね。しっかりとお互いに内容を確認し、それに合意しましたよということを表すのがこの文書なのです。

だからこそ一度サインをしてしまうと、そこから内容を変えるのが難しくなってしまうのです。しっかりと著名押印をする前に内容確認は忘れずに。

ただ1点覚えておいてほしいのは、示談書は私文書であり、離婚届といった書式がある公的書類ではないということ。ですから、メモ用紙に書いたものでも示談内容としての効力を持つということになります。とはいえ、強制執行を可能にできるわけではないので覚えておくと良いでしょう。

示談書には何を書けばいい?

示談書は、決まったフォーマットがない分、どのようなことを書けばいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。示談書に明記する必要がある項目としては、主に『事故の事実内容』、『示談内容』になります。他にも、示談書の作成年月日や加害者・被害者の著名捺印が必要です。

事故の事実内容は、示談書を作成する上で必ず必要なものになります。事故の事実内容は、事故の当事者、つまり被害者と加害者の間で、どちらかに意見が偏ってしまわないように、双方が納得できる形で内容を作成していくことが重要となってきます。

ですから、事故の発生年月日や場所といった具体的な情報も記載することが大切です。もちろんその他にも、加害者・被害者双方の氏名や住所、また事故当時の具体的な状況、被害者の怪我の程度なども必要な情報となります。こういったものを帰札の出した交通事故証明書に基いて明記していくのが、一般的な示談書になります。

万が一、交通事故に遭遇してしまった時、この示談書に著名押印する前にどういったところを見なければいけないか、またどういった点を注意しなければならないかということをしっかりと頭に入れておきましょう。

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