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第143回『IF I AM』(3/20)

カテゴリー:IF_I_AM, 番組情報   タグ:, ,

更新日:2014年03月28日

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こんにちは。ゲストライターのおけいです。

3月も後半になると卒業・別れ・新生活・入学という、別れと出会いのいろいろな思いの入り混じる春特有の雰囲気があちらこちらで感じられ なんとなくセンチメンタルになります。ワクワクそわそわ嬉しい気持ちと 友達や家族と離れる寂しさや不安な気持ちの同居などなど。「人生に無駄なことはひとつもない」といった方がいました。新しい世界に飛び立つ人たちにエールを送りたいと思います。

今回の配信は、いろいろと考えさせられる「大人チック」な時間だったような気がします。菊池さんが経験して感じたことを語ってくれたことによって いろいろなことを考えるきっかけをもらえたと思います。

最後に根本さんが言われたように 楽しい回もあれば、静かな回、いろいろあるのでたくさんの方に見ていただければ・・・と思いました。(楽しい回を好む人の方が多いかもしれませんね?私は少数派です)

今回の配信録画は→ こちら

 

番組内容

出演者

MC  根本聡一郎さん (NPO法人メディアージ)
菊池遼さん(東北大学大学院)

 

プログラム

オープニング

フィリピン・クリオン島の現状

エンディング

 

オープニング

今回は、男性二人のみ。トークの感じも抑え目な感じ?でスタートしました。

この日の仙台では雪が降ったとか?!3月も後半にさしかかるのに・・・雪の後すぐ雨が降ってビッチョビチョ!水が溜まって大変だったという話になってましたけど。

先週は東日本大震災から3年、ということで 「自分たちに出来ることは?」という話をしたけれど、今日はそれと共通する部分もあるかもしれない話・・・ということで 今月(3/2~3/9)フィリピンに行ってきたという菊池さんのレポート紹介です。フィリピンの台風被害・・・なかなか思い出せずにいた私です。こちらを参考に。

 

フィリピンでのボランティアの様子

Q. まず、経緯から。なぜフィリピンに行ったのか?

「同じビルに入っているワカツクの方から話を聞き、興味があったので参加してみた」という菊池さん。

日本財団の中にある学生ボランティアセンターが取りまとめてくれたということです。(個人的なツアーではない、ということですよね?) 今回は、台風のガレキ撤去などだけではなく ワークキャンプに参加されたそうです。

そして、意外な言葉がでてきました。クリオン島は、ハンセン病の患者を隔離するところとして利用されていたということでした。(日本財団でもハンセン病に対する活動をされていたんですね。こちら)ハンセン病はひどくなると指の切断も!不自由があるということで?家の再建の手伝い等のために行ったということでした。

Q. 行き方は?

かなり大変!直通便はない!

成田からマニラへ。そこで一泊。飛行機で約1時間のブスアンガ空港へ。(フィリピンに7000近くある島の一つ)そこから1時間ぐらい車を走らせて港へ。さらに、1時間半ぐらい船に乗ってやっとクリオン島へ!・・・というように かなり遠いところなんですね?!

しかも、菊池さんが参加した2陣はスムーズにたどり着けたけれど、その前の1陣は波が強すぎて足止めを食らったとか・・・

作業日数は中4日。移動にも時間がかかるので・・・

1日目は到着後、島巡りやハンセン病博物館などの見学をされたそうです。

 

クリオン島での4日間のボランティア

いろんなことを見たり感じたりした貴重な4日間を写真とともに振り返りました。

一枚目の写真が 島の山肌に羽を広げた鳥のマークが。それは、保健省のマークということでした。「(ハンセン病患者を)隔離していたから」「隔離島」ということで・・・ まるで”烙印”のよう・・・と聞こえたのですが、本当に綺麗な海や自然ということで”楽園”のような島なんだそうです。

首都マニラからも遠いので、当時は2週間も音信不通だったそうです!波も高くて船もつけられないような状況だったとか。街の方は、菊池さんが行った時にはガレキが転がっているということはなかったそうです。が、今でも、海に向かって伸びるように石でつくられたヘッドランドのようなものが壊れたままだったり、屋根の修復が間に合わずに壊れたままというところはあるんだそうです。

Q. メンバーは?学生のみ?

引率者が3名。学生が20名。4つの班に分かれてそれぞれワークを。どんなワークか・・・というと、新しく家を建てる手伝い。(ダッシュ島で見た光景に似ていてびっくりしました!)床板の張りつけ、壁4面張りつけで4日間が終わったような感じだったという菊池さん。手作業だというから、それはそれは地道な作業だったでしょう!

大工さんがいてそのお手伝いということで関わったけれど・・・途中で、『大工さんの邪魔をしているんじゃないか?』と悩んだ菊池さん。釘を打つのだって下手。ノコギリだって。。。

手伝いたくてきたんだけど、『なんで来たんだろう?!』と思ったり、必要ないことをやってみたり・・・

でも、そんな思いをミーティングの場で吐き出して、「自分でやれることを探そう!!」という結論に至ったそうです。ミーティングはいろんな思いを吐露する場として貴重だったそうです。いろいろ話をして・聞いて学ぶことが多かったという菊池さん。

それによって、大工さんの補佐に回るように。大工さんの方でも「これをやってよ」という指示をしてくれたり、英語やジェスチャーで意思の疎通は大丈夫だったそうです。

 

「今回は ただの台風支援の旅ではなかった?」という質問からハンセン病についての話になっていきました。

ハンセン病はどういう病気か

かつて、らい病と言われていた病気で、「千と千尋の神隠し」にも何かしらの関わりがあるらしいですね?

”らい菌”が体に入って起こる病気なんだけれど、遺伝だと思われていたことで偏見がすごかったらしいです。家族ごと差別されていた病気・・・

症状としては、赤い斑点がだんだん大きくなったり、指が膨らんで最終的には切断まであるらしい!しかも、人によってその症状は様々なんだそうです。同じではない。それも理解されない一因かもしれませんね。

でも、もしもかかったとしても半年間薬を飲み続ければ治る病気だそうです。正しい知識は大切です!

ハンセン病患者の問題はニュースで見聞きする程度で詳しく知らなかったので、今回改めていろいろと調べてみたいな・・・と思いました。

「失われた歳月」(田中文雄著)も読んでみたいと思います。

 

今回、菊池さんが出会ったおばあちゃん。手足の指がない方で・・・菊池さんの指をさして「Beautiful」といわれて、思わず「あなたの手も美しいよ」と日本語で言ったものの・・・写真を撮るという時に 笑顔で指のない手を挙げてくれて・・・なんて強く生きてるんだろう!!と思ったら涙が出てしまったそうです。(・・・と話しながらも涙ぐんでいた菊池さん)

「また来るね!」という言葉の持つ意味合い。言った側と受け取る側のギャップ?のような話では 何気なく社交辞令のように気軽に行ってはいけない言葉なんだな~・・・と思いました。言われた子供たちはずっと待ってるかもしれない・・・そう簡単に行ける場所でもないのに・・・だったら、お別れするときにしっかりお別れをしたほうがいいとも。被災地でも同じ事が言えるのではないか?と話すお二人。その通りだと思いました。

 

震災からいろいろ体験をして感じたこととオーバーラップして、帰国してからおち込んだという菊池さん。

それでも、「誰かの為に頑張りたい!という気持ちがあるから頑張れる!」とか「自分の価値観を変えてしまうような出会い」とか「人を動かすのって物語。その物語に出会えるか?」とか。 いろいろという人がいるかもしれないけれど、「困っている人がいたら助ける!そこに理由はいらない!」という言葉が印象的でした。

 

そして、「心」を感じる語りあいが必要だと思う。自分の本当の気持ちを語る場所の少なさを憂う二人。

そんな語り合う場所があると 先が見えてきたり広がってきたり・・・頑張る気持ちが芽生えてきたり・・・というようなことにつながるんだろうな~と思いながら聞きました。

 

次回予告

次回は3月27日(木)21:00~

仙台に帰ってきてからすぐに配信予定。

浦島太郎電鉄の・・・かな?バタバタしているかもしれないけれど・・・ということでした。

 

 

 

今回は、思ったように内容を全体的にまとめ上げることができなくて申し訳なく思っています。

が、二人の青年の誠実さ・まっすぐな気持ちのこもったやり取りを動画で みなさんご自身で聞いてみて欲しいと思います。そして、何かを感じて欲しいです。

なかなか自分で足を運ぶことのできない場所へ行った菊池さんのレポもそうですが、二人が交わす「語る」ということについての思いとか・・・ 素直に涙ぐみながら話す二人を見ていて いろいろと思ったりもしましたが、私には私のできることを頑張るしかない!という思いもあるので・・・少しでもたくさんの人に「IF I AM」を知ってもらえたら・・・ということで。仙台のみなさんを応援しながら・・・

 

ゲストライターのおけいさん、いつもご協力ありがとうございます。おけいさんも上に書いてくださっているように、「IF I AM」を少しでも多くの人に知ってもらうために、ブログに書き残すというのも有効な方法だと考えています。

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