こんにちは。ゲストライターのおけいです。
４月も後半、新生活にもどうにか慣れて・・・という頃でしょうか？私はまだまだバタバタした生活リズムの中ですが。　ふとした時に目に入ってくる新緑に癒されるこの頃です。GW目前ですね？！そういえば・・・東北に出向いてみるのもいいかも？先日、福島に桜を見に行った母と妹の話を聞いて出向く機会は自分で作らなくちゃ！と思ったのでした。遠いから・・・は理由にならない！

今回は１，０００ｋｍの距離を感じさせない仙台と広島のSkipeでの２元中継？配信でした！！

GW中の４月２９日、５月３日のイベントのお知らせもあります。

動画配信→　こちら

番組内容

・オープニング

・ゲストトーク

・告知コーナー

・エンディング

出演者

MC　根本 聡一郎さん　（NPO法人メディアージ）

ゲスト　徳田 博明さん　（広島大学　４年）Skipeでの参加

告知コーナーMC　洞口 駿さん（東北大学　２年）

ゲスト　嶋田 瑞生さん　（東北大　２年）

菊池 遼さん（東北大学大学院 ）

 

オープニング

今日はいつもと趣向の違う配信。「～と回線がつながっております。」を言ってみたかったという根本さん。広島とSkipeでゲストトークという初の試みなんでしょうか？ワクワク感が伝わってきました。久しぶりに復活した告知コーナーもお楽しみに・・・ということでスタート！

 

ゲストトーク

広島・・・仙台と約１，０００ｋｍの距離があるらしいけれど、全くそれを感じさせないですね～！文明の利器！画面が２分割になっての配信。（私が知らないだけで、前にもこのような形の配信があったかもしれませんが）

これまでも何度か関わり・つながりのあるという広島。遠く離れた広島から復興支援に関わってくれる人がたくさんいるんですね。

まずは、徳田くんの自己紹介。

２０１２年４月～２０１３年３月末まで東北でボランティア活動をしていた現在広島大学４年生。

キリスト教系のボランティア団体「エマオ」に所属。

他にも所属しているものとして

東北うまいもん屋(Facebook)：東北の食材を広島に持ってきて、東北の料理を学祭で売り、その利益を東北の団体に支援金として送る。

からくわ丸広島部隊 (Facebook)：気仙沼市唐桑町のまちおこし「からくわ丸」から派生した団体。

１年間休学して東北でボランティア活動に従事。

 

Q.　エマオとは？

A.　東北教区被災者支援センター・エマオ(Facebook)　キリスト教系の団体。

仙台市若葉区で活動している団体。（石巻にもある）沿岸部被災地支援を主にしていて、農業のリスタート・ガレキ撤去からビニールハウスが潰れたりした行政でまかないきれないような細かい畑に埋まったものの撤去、仮設住宅支援などをしています。

【ガレキの撤去→ニーズに合わせた支援】

 

Q.　活動の主なものは？　その意味は？

A.　手広い中でも一番大きなものは・・・仮設住宅の皆さんと一緒にするラジオ体操！２０１１年１１月から朝８時半、公園に集まってやっています。週３回から今では週５回ほど集まっています。

「現在も続いているのがすごいです！」と根本さん。

エマオの常駐スタッフ（仙台に５名・石巻に３名）がいるので出来ることでもあるということでした。

公園に集まってラジオ体操をする意味としては、震災当初、コミュニティが分断され仮設住宅に入ってきた中で（仮設の）臨時スタッフが始めたことだけれど、ラジオ体操の後のお茶っ子の時間が、非日常を感じるもので、普段喋らないような人との大切な時間でそれがいいのかもしれないです。

 

Q.　休学について決断した理由は？

A.　休学に対する深い考えは特に持っていなかったし、行くならこの時期！１年ぐらいなんてことない！と思っていたから、震災後２・３ヶ月後には決断してました。

※ご自分も休学サークルを作ろうと思ったほど　休学したい！と思っていた時期もあった根本さんは興味津々の様子でした。

 

Q.　３月１１日は何をしてた？

A.　不謹慎だけど・・・パチンコ屋に（苦笑）そこのテレビで映像を見て驚きました。その頃は【学生＜バイト・ギャンブル】の生活だったんですよね～・・・（苦笑）

Q.　そこからエマオに関わるきっかけは？

A.　１２～３年前から兵庫の教会に通っていて、震災３日後に「久しぶりです～」と挨拶に行ったら、牧師（６９歳）さんに「一緒に行かんか？」と言われ、「ハイ！」と即答するような感じでした。ちょうど、バイトも休んでる最中だったし牧師さんが誘ってくれてるから・・・と。

自分のものは自分で持参、というルールがあったので、大荷物を持っての被災地入り。（大荷物は牧師さん・小荷物は徳田さん）

伊丹空港→山形空港→タクシーで仙台まで！！（なんでも、タクシーの運転手さんのものすごい勘違いで山形駅を仙台駅とを思い違いしてしまったようです！言えない金額だったそうです）

当時、仙台空港も被災していて直接仙台には入れない状況だったり、山形に出る人もいたりで大混雑だったのをついこの前のことのように話されるお二人。やっぱり、実体験のある人の重み？でしょうか。。。

 

Q.　初めて沿岸部に行ったのは？

A.　２週間後ぐらい。水たまりはすごいし、海にはいけないし・・・（その頃は遺体捜索も毎日のようにされていた時期だったとか）

「エマオ」は仙台駅近くに本部があり、毎日１０ｋｍ程度を自転車通いでした。当時は団体に所属してはおらず、牧師さんと二人寝泊りさせてもらってました。ガレキ撤去などの支援ではなく、牧師さんの知り合いを訪ねて・・・という日々でした。

※新しい話を聞いてる感じ！初めての視点での支援の話でした。きっと報道されないけれど、個人個人での小さな支援はたくさんあったんだろうな～と想像してました。

仏教系団体も積極的に活動しているけど、メディア報道がされないからこのような話を知ってびっくりする人が多いだろうな～、と根本さん。

 

Q.　一年間の活動で印象深かったことは？

A.　兵庫から危ないから・・・とヘルメットをかぶっていったんだけど、’神戸から来ました’というのと協会のお母さんたちからのメッセージが書かれたもので、避難所を回ったときに子供たちが「兄ちゃん！ヘルメット読まして～」と群がってきて、音読をし始まったらあるおばあちゃんが涙を流して「ありがと。ありがと」を連呼。　『少しの間でも子供たちよ、兵庫にきませんか？』という企画書を持って回っていたので、その話をしたらまたまた「自分は先が短いけど、子供たちのために考えてくれるのがすごく嬉しい！」とまたまた涙を・・・

そこで、『この状況の中、なんで自分が辛いだろうに　子供たちのことを思えるんだろう？！』ととっても印象深かったです。

 

根本さんも東北に住んでいる側から・・・ということで話してくれました。

「あの当時、遠方から来てくれた、ということだけで嬉しい！という気持ちはありました」と。「この先、福島原発も含めて東北はどうなっちゃうんだろう・・・という不安。心細くなっているところにいろんなところから来てくれたので　勇気が湧いた！助かった！というような気持ちがありました。当時、そのヘルメットを直接見たら泣いてたかも・・・とも。

 

Q.　長期間の活動。広島にいながらも続くその思いとは？

A.　’現地に入らないと何もできない’というボランティア理論？世間一般的な・・・「遠くからでもできるよ！」と腹が立って(笑)

’広島からでもちょっとのボランティア・支援ができるんだよ’と一緒に活動する中で　広島の学生にも伝えたい！という思いと、半分悔しさ、半分は被災者の顔を思い浮かべて・・・モチベーションになっていると思います。

 

「顔が浮かぶ＝この人のために」というのは大事ですね。

「東北のため」では広すぎるけど、「この人」というと身近に感じられる。それが続く要因かもしれません。

 

Q.　どのようにして東北に来る？

A.　実家のある兵庫で寝て、大阪→仙台直行の高速バス。または、ピーチというLCC（格安航空会社）で関空→仙台空港へ。片道４，０００円ぐらいだそうです！

距離があると活動の支障になると思いがちだけれど、そうじゃない！と表明してくれていますね。

 

Q.　特に伝えたいことは？

A.　ボランティアってなんだろう・・・？と考えた時期があり、休学してた最後の頃に思ったことは「被災者に笑顔を届けることがボランティアかな？」と。面白いことを話して笑わせる、ということではなくて、日常の何気ない挨拶や、農作業の合間の会話などで見られる笑顔。

ボランティアの主役は被災者、と思われがちだけど、お互いが主役！一緒に笑えるような対等な関係がいいのかもしれない。自分が楽しそうじゃないと相手も笑わないから・・・

 

助けてあげる。助けてもらう。そんな関係は長く続かないかもしれない、と根本さん。

 

Q.　エマオの活動は？

A.　現在、火曜日から土曜日までの週５回。　主に、ラジオ体操・仙台での農作業支援・お宅訪問・子供支援などを行ってます。

 

☆お知らせ☆

『笹屋敷deすずめ踊り２０１４』

日時：５月３日（土）１２：００～１５：００
場所：二瓶次男さん宅庭＆笹屋敷町内会館
プログラム：鼓笛隊（ひのきしん）・すずめ踊り（七郷すずめ連）・ささっこくらぶ企画・カラオケなど
※豚汁やおにぎり、焼きそば等の出店もあります！

詳しくは→　こちら（ブログ）

 

エマオのスタッフとして参加していただける方は・・・こちら（公式サイト）まで。

 

徳田さんが東北に来るのは今年の夏祭りの頃だということで、「その時にはぜひ会いましょう！」という約束をしてゲストトーク終了です。

 

告知コーナー

大学生にして起業家という嶋田さん。

有限事業協同組合（＝LLP)という会社とはちょっと違うという学生二人で企業をした嶋田さんからの告知です。

baselabo.com～ビジネスゲームをあなたへ～。ボードゲームを使って企業運営を疑似体験するというもの

詳しくはいろいろと見るものがあるので　チェックして頂ければと思います。

baselabo.com(公式HP)　baselabo.com(Twitter)　baselabo.com(Facebook)

そして、来る４月２９日（火）ボードゲームで企業運営を学べるサービス「BASE」の記念すべき第１回目のイベントが！

「実戦型ビジネスゲーム「BASE製造業ゲーム＠せんだいメディアテーク」

【日程】4月29日（火）昭和の日

【時間】9時～15時半

【場所】せんだいメディアテーク7F会議室a

【参加費】1300円（当日現金でお支払いいただきます）

【特典】
割引制度をご用意致しました！
①
Facebookにてbaselabo.comに「いいね！」をしていただき、なおかつ本イベント終了時までに本イベントの紹介・感想の投稿していただいた方
→本イベントの参加費を300円割引き、1000円とさせていただきます！
（スタッフがその場で投稿を確認させていただきます）

②
Facebookにてbaselabo.comに「いいね！」をしていただき、なおかつ本イベント終了後、本イベントの紹介・感想の投稿していただいた方
→次回イベントにて参加費を300円割引きさせていただきます！
（投稿の内容を確認次第、クーポンを送付致します）
※　さらに、申し込み時「IF I AMを見た」でイベントの参加費がさらに１００円引き！！９００円！！

【申し込み方法】
①　Facebook上で「参加する」をクリック！
または
②　[email protected]
に以下の内容を明記の上、送信ください。
件名：「BASE製造業ゲーム＠せんだいメディアテーク」参加申し込み
本分：お名前、所属（学校、職場等）
③　Twitterからでも。

※Facebookアカウントをお持ちでないご友人をお誘いいただける場合、①のあと、メールにてご友人のお名前と所属をお知らせください

 ☆　質問等も随時受け付けています。

 

会場スタッフに経験者がいたので、感想等をきいたところ、第一声が「まず、楽しかった！」そして、「経営者の視点が学べると言っていたけれど、工場で生産管理している側と市場販売側の両方の視点から’経営のジレンマ’が見れておもしろかった！」ということでした。

 

もうひとつの告知

ちょうど１５０回目の配信を記念しての恒例になった２４時間配信をすることになりました。

今年もやります！

第3回 24時間生Ustream！ 5/10(土) 21:00〜5/11(日) 21:00

企画プレゼン（４/１０配信分）

第１４６回ブログ　を参考にしてみてください。

 

次回予告

次週５月１日（木）２１時から

第２回　「仙台女子会議」　を予定しています。若い世代の女性が住みやすい世の中を目指して語る場です。Girlsが語ります。

次回のテーマは「Gender（性別）」について。

ある企画でノルウェーに行った被災地の女性二人に来てもらって、その時の経験や現在していることなどを語ってもらう予定です。

女子が出ますので　ぜひお楽しみに♪　最初、二人に語ってもらったあとはみんなでディスカッションもあるので来場も歓迎！

 

エンディング

「メインMCとしては２０分間で短いな～と思った」という洞口さんに「大丈夫！２４時間配信があるから！」と菊池さん。

来週は通常通り木曜９時から　再来週は ２４時間配信ということで木曜ではなく土日にかけてです！お間違いのないようにお願いします！

来週は女子が出ま～す！

 

 

すでに世の中ではGWに入って連休を楽しんでいる人たちもたくさんいるんだろうと思います。関東でも新緑がとっても綺麗です。きっと、東北では桜だったり色とりどりの花々が綺麗なのかな～？と思いを馳せております。

GWに二日連休があるのでどうにかやりくりをして東北に足を向けられたらな～と思いながら目の前の仕事を終えるように頑張ります！(笑)

このGWイベントを企画する方たち、参加する人たちが有意義に過ごせますように☆

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常連ゲストライターのおけいさん、今回も気持ちのこもったまとめをありがとうございました。このゲストライターも、距離を超えてできるちょっとした支援の形です！

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